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目の奥が乾くような 眼球だけが酷く眠くてそれでも頭は考えない方が良いことばかり囁いてくる 窓を見なくても朝が近づく気配がする

心臓が嫌な動き方をするかどうか確かめるためなのか 自分の執着心を試したいのか そういう自虐的な趣味なのか 消せないだけじゃなくて関係も断てない

一番怖いことは忘れられてることよりも忘れてしまうことだけど そんなことを言ってたらもう隙間がないほどズタズタに傷ついてしまって わたしはまた選択を誤ったんだね

愛されてる自覚を持つことより愛してる気になる方がずっと楽だから 永遠に噛み合わないままなのかな

もうきっと叶わなくて叶える気もないけど  あの時と同じ気持ちになれたらいいな 不安とか悲しみが溶けてなくなって嬉しくてわけがわからなくて泣き出してしまうような そんな光の中で 無駄なものが1つもない視界をもう一度だけ感じてみたいな その時は忘れずに髪を二つに縛るから

 

 

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どこか奥底で確信してたものは時間と共になのかあの頃既になのか どっちにせよもう離れてしまって

これでよかったとは思う頭ではそう確かに理解してるのに どうしたって悲しくて記憶を思い出にできないまま 今日も覗き見て苦しくなる

矛盾というか愚かというか

複雑極めてるから自分でも理解不能なのに他人のことなんて 妄想でも現実でもなにもわからないし 最後はいつも自分の願望が邪魔をして何もかもだめになる

自分のことを犠牲にするほどの執着に執着してるだけだから エゴとか欲とかそういうものを相手のためにって押し付けて毎回毎回共倒れてさ、何やってんだろうな

わかってるなら早く辞めなよ

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殺すか連れ出すかできないのに正論でわたしを追い込まないで

今更自立も自律もできないんだから人より地に足差し込んでわたしを支えてみせてほしい

精神論で肯定されたいだけなのに

1番軽率な言葉が聞きたいのにな

 

そんな価値はないのに、見出される期待がどこから湧くんだろう 乳酸菌に醸される前に冷暗所へ逃げなくちゃ

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恋も色もなくたって人類にはセックスをする理由がある、生きるために生きるわけじゃないのが人間だから困ったもので こんなんじゃわたしはもう悪意しか信じられないし

あした地球が終わるのならどうしても会いたい人と想い人は違ったりする

手っ取り早いから簡単だから時間が惜しかったからタイミングが良かったから

諦めたり妥協したりする理由は実に多様で自分がこんなにも悲しいほど嘘つきだから他人なんて絶対に信じられないでしょ

信じられる、られないからを度返しにしてしまうから開き直って傷つきに行ってしまうしこれは恋と愛の話だけではなくて理屈で決めた愚論を通すための意地かもしれない。戦いは終わらない…

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あしたは忙しいのに今夜も眠れなくて

起きてたって何もいいことなんてないって気持ちになりながら布団から起き上がれない

何もできないのに気持ちが沈むばっかりならば起きてる時が一番非生産的じゃないか、覚醒したくないなあ とっくにおかしくなってるけど今日は特におかしくなりそう

あの頃の若くて醜くて可愛くて愚かなわたしには信じられないようなことばかり、教えてあげたいような絶対に知らせたくないような気持ちでタイムマシンがなくてほっとした

崩れた情緒の土台を砕いて練って食ってやった 大丈夫わたしの中で完結できたから、わたしはまだ大丈夫糸は切れてない泣いただけなら誰にもバレない送信しなければこっちのものだから安心して毒を吐いても間違えなければ見てるのは15人まで

ずっとこうしてやってきたいつかダメになるんだろうけどダメになるまではやらなきゃ、それがわたしだからやめられないから、もう会えないしもう関わらないから迷惑もかからないでしょ

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明日より朝の方が怖い

 

爪先まで気にされたら息がつまるのにな、愛される努力をしなくても愛されたいような、そんなことはないようなよなよな…難しい話だ…

それは恋愛の話だけではないし、実に様々な柄や質感を伴い店頭に並んでるのだよ!

大学を卒業する年齢になって、もう比喩表現でしか卒業なんて言葉を使ってもらえなくなったけど未だに会いに行く勇気は出なくて、下北沢や新宿で少し鼓動を早くしながらイヤホンを押し込んだりしてる。

きっとたぶん辿り着いてもわたしの認識はできないんだろうな